ビタミンCは、しみやそばかすを増やすメラニン色素の沈着を防いでくれることは知られていますね。
またビタミンCは、お肌のハリを保つコラーゲンをつくるのに欠かせない成分です。
しかし、ビタミンCは体内で生成することができないので、食事で取り入れないといけませんね。
そのときに役立つのが緑茶なんです。
緑茶は、壊れやすいンビタミンCを効率よく摂ることができる、とってもありがたい飲み物です。
ビタミンは通常、壊れやすい成分として知られています。
ビタミン類の中でも、酸化や加熱により、すぐ失われてしまいます。
これではいくらビタミンの入っている料理を作っても意味がないですね。
また、ビタミンCは体内にため込んでおくことができないので、継続的に摂取しないと、効能を得ることはできません。
ホウレンソウなどの、ゆでて食べる野菜の場合、葉から溶け出してしまって、ビタミンCは元々の半分くらいに減ってしまうこともあります。
その点、緑茶は違っていて、一緒に含まれている強い抗酸化作用を持つ「カテキン」が、ビタミンCの分解を防いでくれます。
熱いお湯で入れても、湯呑の中にはビタミンCが壊れずに残されています。
目安として、成人は1日100㎎のビタミンCを摂ることが推奨されています。
緑茶には、100g中に約300~500mlのビタミンCが含まれていると言われています。
1日に4~5杯の緑茶を飲むと、1日に必要なビタミンCの約50%を摂取できる計算になります。
[他のお茶の効力は?]
他のお茶の場合、ビタミンCは加工中に失われてしまうので、緑茶ほどビタミンCを摂取することはできません。
たとえば、紅茶にはほとんどビタミンCが含まれていませんし、ウーロン茶にもちょっとしか残されていないのです。
カテキンとは、特にお茶に含まれているポリフェノールの仲間で、お茶に入っている独特の苦味成分のもとになる物質です。
ポリフェノールは多くの植物に含まれる色素や苦味の成分で、ごまに入っているセサミン、玉ねぎに含んでいるケルセチン、ウコンのクルクミン、ブルーベリーのアントシアニンなども同じ仲間なのです。
紫外線やストレスを過剰に受けていると、体内に活性酸素が発生しやすくなります。
そうすると、メラニン色素が過剰につくりだされて、シミを濃くしてしまうんですね。
コラーゲンやエラスチンも破壊してしまいます。
そういうときに、緑茶はとても便利な存在なんです。
緑茶のパワーが活性酸素を抑制してくれます。
緑茶に含まれている特有の成分「カテキン」のおかげです。
毎日緑茶を飲んでいれば、知らず知らずのうちに、ビタミンCやカテキンを摂取できるようになります。
シミが気になるお肌にとっては、毎日飲みたい飲み物ですね。
オフィスに飲み物を持っていくときは、ポットに緑茶を入れて持って行くようにしたら良いですね。
冷たい緑茶を飲みたいときは、氷をたっぷり入れた中に、急須から暖かい緑茶を注いで、急冷させるオンザロックもおすすめです。
すぐに抽出できて便利ですよ。
緑茶のカフェインが気になるという方は、アイスで緑茶をいれると、カフェインが出にくくなります。
水出し緑茶でも、お湯で淹れても、カテキンの抗酸化作用は変わらず含まれています。
シミ対策は、終わりなき戦いのようで気がめいりますが、緑茶で毎日、楽しみながら緑茶を飲んで、シミ対策しておいて、知らないうちに薄くなっていた、という風にすると、無理がないですね。