日本人の食事は、欧米化が進んでいて、胃への負担が大きくなっています。
欧米流の食事はお腹にたまるし、満足感も得られるので、つい食べてしまいますが、そのぶん、あなたの胃は大きな負担を抱えてしまっています。
胃が疲れたな、と思ったら、胃をいたわる食事に切り替えてみると良いですね。
キャベツはビタミンUを含み、胃の粘膜を保護してくれます。
胃もたれなど、胃の疲れにキャベツは効果的です。
ところでビタミンUはあまり聞きなれない栄養素なんですが、別名はなんと「キャベジン」なんです。
これは、胃腸薬の名前としてもおなじみですね。
キャベツにはアブラナ科の植物特有の性質として、免疫力を上げる効果、解毒力があります。
毎日摂取するなら、葉1枚(30~50g)を摂るのが適量と言われています。
キャベツの疲労回復効果は、加熱など調理方法で失われることはありません。 使いやすい食材と言えます。
大根には、糖質の消化を助けるアミラーゼ、タンパク質の消化を助けるプロテアーゼなど、消化酵素がたっぷり含まれています。
「自然の胃薬」と言われるほどです。
胃もたれしているとき、胸やけしているときは、大根を意識的に食べるようにすると良いですよ。
消化酵素の場合、熱に弱いです。
煮物にしてしまうと、効果が失われてしまうので、大根おろしや大根サラダなど、生のまま食べるようにしましょう。
胃がつかれていたり、内臓の調子が出ないときは、食欲が出ないものです。
そのようなときには、キュウリがおすすめです。
ぬか漬けにしたり、みそ漬けにしたりして食べることをおすすめします。
キュウリというのは、ほとんどが水分でできているんです。
だから、あっさりして食べやすいのも、胃が疲れているときの食事には嬉しい食材です。
キュウリを生で食べると、ビタミンCを補給できるので、疲労回復を助けてくれます。
ぬか漬けにしたり、みそ漬けにしたり、漬物にして、他の食材と一緒に摂ると、ビタミンB1や酵素も摂取できて、なお良いです。
食事をするときは、最初にきゅうりを食べましょう。
酵素を入れてから、他の食べ物を食べるようにすると、次の食事の消化に役立ちます。
疲労回復を考える上で、生姜焼き定食に生野菜サラダを添える、という食事は理想的だと言えます。
豚肉でビタミンB1をたっぷり体の中に摂取できて、ショウガで血流の促進に役立てられます。
それに、疲労回復に役立つビタミンCを摂取できる、キュウリやトマト、キャベツの千切りサラダと一緒に食べると良いです。
体の疲労、頭の疲労、精神の疲労、胃の疲労など、さまざまな疲労に役立つ栄養素をいっぺんに摂取することができます。
ただ、豚肉は適量なら疲労回復に役立ちますが、摂取し過ぎると、乳酸が溜まって逆に披露しやすくなってしまうので、注意しましょう。
豚肉と一緒に、クエン酸を含む、酢のものや梅干しと一緒にとると、乳酸のコントロールをしつつ、疲労回復しやすくなります。